ワンポイントアドバイス

ランドセル腰痛が増加中!その原因と、家庭でできる対策は? 姿勢が重要

ランドセルでの通学によって、腰痛になる小学生が増えています。
なぜ増えているのか原因を知って対策をしていけば、あなたのお子さんの腰痛を防いだり、症状を軽くしたりすることができるでしょう。家庭でできる対策もたくさんありますよ。

「ランドセル腰痛」の原因は?




ランドセル腰痛と呼ばれていますが、ランドセルが引き起こしているというよりも、通学時の荷物が重たくなったことが原因でしょう。なぜ荷物が重くなったのでしょうか。

荷物が重くなった原因【1】脱ゆとり教育で教科書が厚くなった


2011年度(平成23年度)から脱ゆとり教育となり、小学校の学習指導要綱に反映されました。そのため、勉強内容が増え教科書が厚くなり、教材の数が増えたものもあります。低学年では教科書は上下巻に分かれており軽量化が図られていますが、高学年では総合的に学習するために通年利用の教科書を導入している地域もあります。

脱ゆとり教育で、教材自体が重くなったのです。

荷物が重くなった原因【2】教材がA4サイズに


教科書などがA4サイズになったため、学校で使用するプリント類もA4になりました。さらに、インターネット学習などが増えたので、プリント類が増え、それをファイルするものも必要になりました。使用するファイルはもちろんA4サイズです。

ファイルとプリント類で教材が重くなった上に、教材に合わせてランドセルも大きくなっています。現在はA4フラットファイルに対応した4Lワイドというサイズが主流になっていて、大きくなった分ランドセル自体も重くなりました。

ランドセルを製作する側も軽量化への努力をしていますが、以前より重くなってしまうのはサイズを考えると仕方ない面もあるでしょう。

荷物が重くなった原因【3】2020年度からの学習指導要綱改定が前倒し


2011年度の学習指導要綱に加え、2020年度からの改定もあり小学校での勉強は大きく変化しています。

変化の一点目は英語です。3年生から必修となり、5年生からは教科として扱われ、英語の成績がつくことになります。

二点目は、あまり知られていないのですが、授業時間数の増加です。低学年で週に2時間、中・高学年では1時間授業時間が増えます。当然ですが、授業が増えればランドセルの中身も重くなります。

これらの改定に向け、一部の地域では前倒しで導入している地域もあり、持っていく教材が増えて荷物が重くなっているのです。

また、2018年度からは道徳も教科として扱われるようになったため、以前と比べると教材が増えています。

学校もランドセル腰痛対策をしています




教材が重くなったので、文部科学省は小学校に対し、教科書等を学校に置いていく「置き勉」を推奨しています。

学校では学習用具をロッカーに置いておけるようにしたり、道徳や図工といった自宅で教科書を使わないものは回収し授業の前に個人に配るなど、通学時の荷物を減らす工夫をしています。
そのため、学習指導要綱改定後に急激に荷物が重くなることはないだろうと考えられています。


しかし、実際にどのような対策をするかは学校に任されているので、スペースの問題で置き勉できない場合もあるようです。
また、担任の先生で置き勉できるものが変わる場合も多く、同じ学年の隣のクラスでも荷物の量に差が出ることもあります。

家庭でもできるランドセル腰痛対策



ランドセル腰痛対策その1 肩ベルトの調整


ランドセルの肩ベルトを調整すると、体への負担が減ります。

例えばリュックで考えてみてください。肩紐を長くすると荷物は重く感じます。反対に登山の時などは背中にぴったり沿うように背負うと、重たい荷物も運びやすいですね。

ランドセルも肩紐の長さを調節し、ランドセルと体がフィットするようにすると重さを感じにくいです。子どもの体格を見ながら、成長とともに肩ベルトを長くするようにしてみましょう。入学時は一番短くしても長さが合わないこともあります。自分でちょうど良い場所に穴を開けるなどの工夫が必要です。

ランドセル腰痛対策その2 背中のクッション性も重要


ランドセルと背中がフィットしていると、荷物の重さが分散され体への負担が少ないです。体とランドセルの間に隙間の出来にくい、クッション性のあるランドセルを使用しましょう。

しっかりフィットすると夏場に背中が暑いのでは、と心配になるかもしれませんが、通気は確保されているものも多いので、心配ありません。

ランドセル腰痛対策その3 フロントストラップも効果的


左右の肩ベルトを胸の部分で固定すると、体への負担が減るので腰痛対策に効果的です。前部分を止めるとランドセルが重くても重心を中心に保ちやすく、背中が反りにくいので、腰への負担が減ります。

ランドセル用チェストベルト、フロントストラップという呼び名で市販しているので、使用を検討してみてください。

ランドセル腰痛対策その4 重いからといって前かがみにならない


重いランドセルを背負うと背中全体で受け止めようとして、前かがみになって歩いてしまいます。しかし、前かがみで歩き続けていれば腰に負担がかかり腰痛の原因になりやすいです。

1~3の対策を参考に、少しでもランドセルが軽く感じられるように工夫をして、姿勢良く歩けるように保護者が子どもに声掛けをしていくのも大切ですね。

ランドセル工房の工夫…フィット性アップのために




学校や家庭だけでなく、ランドセル工房も腰痛対策をしています。

羽倉の取り組みを例に、フィット性アップのために具体的にどのような工夫をしているのか紹介します。

羽倉の工夫【1】S字形状の肩ベルトでフィットしやすい


羽倉の肩ベルトはS字で体の曲線に沿うようにできています。ベルトが体に沿うとランドセルと体がフィットしやすく、腰だけでなく体全体への負担が減ります。また、ベルトの内側にはクッションが付いており肩周りも痛くなりにくいです。

ベルトには3mm幅で穴が開いているので、成長に合わせてこまめにベルトの長さを調節することができ、フィット感がアップします。

羽倉の工夫【2】背あてのクッションが腰のくぼみにフィット


羽倉のランドセルの背あてクッションは下に行くほど厚くなっていて、腰のくぼみとフィットするようにできています。適度なクッション性で背中とランドセルの間に隙間ができにくく、荷物が軽く感じられます。腰に負担がかかりにくいです。

他にも、背負いやすく負担の少ないランドセルにするため、かばん職人たちが日々研究を重ねています!

まとめ




ランドセル通学での腰痛は、荷物が重くなったことが原因で増えています。

学校も対策に取り組んでいるので、荷物がさらに重くなることはないと思いますが、家庭でできる対策は積極的にしていきましょう。

家庭でできる対策のポイントは、ランドセルのフィット感です。

ランドセルと体に隙間があると荷物が重たく感じ、腰に負担がかかります。ベルトを調整するなどして楽に背負えるような工夫をしてください。

ランドセル工房も体に負担の少ないランドセルを作っているので、体とフィットするものを選ぶのがおすすめですよ。
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