「鞄の街」豊岡からお届け
ランドセル通信
ランドセルの疑問・質問
2020.11.20
ランドセル、廃止するべき?ランドセルにしかないメリット
子どもが毎朝背負うランドセルは、ランドセル本体の重量に教科書やノートなどの重みが加わるため、とても重いですよね。
そうした理由から、一部にはランドセルを廃止すべきという声も……。
明治・大正・昭和・平成と時代を超えて継承されてきたランドセル。
令和の時代には、一体どうなっていくのでしょう?
今回はランドセル廃止派の意見と、ランドセルにしかないメリットについてご紹介します。
ランドセル廃止派の意見
小学校のランドセルを廃止してもいいのではないかという意見も上がっています。
その理由について見ていきましょう。
意見1.ランドセル自体が重い
子どもたちが毎日背負うランドセルがあまりにも重いということで、文部科学省が小学校に教科書などを置いて帰る「置き勉」を認めました。
教科書を置いて帰ることができれば荷物を減らせるので、子供たちの登下校もずいぶん楽になるでしょう。
しかし、「ランドセル自体が重すぎる」という声も上がっています。
ランドセルは素材によって重さに差がありますが、平均すると1~1.5kg程度。
リュック型の通学かばんを採用している市町村もあり、ランドセルではなく軽量のかばんでよいのではないかという声も上がっています。
意見2.ランドセルは高すぎる
ランドセルの値段は高すぎるという意見もあります。
確かにランドセルの平均購入金額は高くなりつつありますが、その背景には「ランドセルの大型化」「少子化で1人の子どもに使えるお金が増えた」といった理由があります。
比較的安価なランドセルもあるのですが、どうしても高価なランドセルの方が目立つので「ランドセルは高い」という印象を受ける人が多いのかもしれません。
意見3.6年間で体格は変わるのに同じものを背負うのはおかしい
小学校の6年間で子どもたちの身長はグンと伸びます。
新入学の頃は背負うとすごく大きく見えたランドセルも、卒業の頃には小さく見えてしまいますよね。
小学校1年生と6年生では体格が大きく変わるのに、同じランドセルを使い続けるのはおかしいのではないかという意見もあります。
意見4.ランドセルに貧富の差が表れてしまう
ランドセルの価格帯は幅広いので、10万円以上する高価なランドセルもあれば、新品でも1万円程度で買えるものもあります。
「高いランドセルを買ってもらえない子はかわいそう」「安物のランドセルはいじめられないか心配」という意見も。
ただ実際、子どもはランドセルが高級か安物か区別がつくでしょうか?
気にしているのは大人の方かもしれませんね。
ランドセルのメリット
「ランドセルは必要ないのでは?」という意見もありますが、ランドセルのメリットについても目を向けてみましょう。
メリット1.身体に負担がかからない
背負った時に身体にフィットするランドセルは、体感重量が軽くなります。
フィットするポイントは、肩ベルトと背あてです。
重量がかかる部分なので、接触面積が広くクッション性が高いものを選ぶようにすれば、子どもの身体に負担がかかりません。
メリット2.身体の左右にバランスよく背負える
手提げ袋やショルダーバッグは身体の片側ばかりに負荷がかかるので、身体に歪みが生じる可能性があります。
しかしランドセルは左右にバランスよく背負えるので、身体の発達を妨げません。
容量が大きなランドセルは、手荷物をできるだけ減らすことができます。
メリット3.中身を濡らさない
登下校中に突然の雨が降ってくると、かばんが濡れてしまうこともあるでしょう。
大雨のときは、傘をさしていても濡れてしまうかもしれません。
しかし、ランドセルなら中身を濡らさずしっかり守ってくれるので、安心感があります。
また、頑丈なランドセルは教科書やノートの型崩れを防いでくれるので、きれいな状態のまま持ち運びできます。
メリット4.転倒時はクッション替わりになる
あまり知られていないかもしれませんが、ランドセルには安全性の面でもメリットがあります。
もし子どもが後ろに転倒したら頭を打ってしまいますが、ランドセルを背負っていれば衝撃を吸収してくれるので、頭が地面にぶつからないように守ってくれますよ。
ランドセル選びのポイント
ランドセルを6年間快適に使うため、選び方のポイントをご紹介します。
ポイント1.背負い心地のよさ
ランドセルを選ぶとき、重量を気にする人が多いと思われます。
子どもの身体への負担を考えると、できるだけ軽いランドセルを選びたくなりますよね。
しかし、耐久性が高い素材であるほど重量は重くなってしまいます。
ランドセルの重量に関しては、実際の重量よりも体感重量を重視すべきです。
子どもの身体に負担がかからないよう、肩ベルトや背あてがフィットするランドセルは、背負ったときに実際の重量より軽く感じられます。
また、姿勢よく背負えますので、身体への負担が少ない利点も。
ランドセルを選ぶときは、ショールームや展示会に足を運んで、実際に背負ってから決めるようにしてはいかがでしょうか。
ポイント2.色やデザインは飽きのこないもの
子どもの好みは変わりますので、気に入って買ったランドセルが嫌になってしまうこともあります。
購入時はできるだけ子どもの希望を聞いてあげたいと思うものですが、個性的なもの、可愛すぎるものは、好みが変わる可能性があるので注意しましょう。
高学年になっても違和感なく使える色やデザインのランドセルを選べば安心です。
ポイント3.収納力
最近のランドセルはA4フラットファイル対応が主流になってきました。
ランドセルを選ぶときは、A4フラットファイル対応で、大マチの幅が広い大容量のものを選びましょう。
ランドセルの容量が大きければ、教材が少ない日は水筒や体操服なども入ります。
手提げバッグを持たずにすめば、両手が空くのでより安全に登校できます。
ポイント4.安全性
お子さんが安全に登下校できるように、ランドセルも安全性にこだわっているものを選ぶと安心です。
ランドセルに次のような機能がついているか確認しておきましょう。
- 巻き込まれ事故を防ぐため、ナスカンは負荷がかかると外れるか
- 防犯ブザーが取り付けられる肩ベルトのDカンは子どもの利き手の方についているか
- 反射材がついているか
ランドセルならではの魅力もたくさん!
ランドセルは確かにナイロン製のリュック等よりも重いですが、子どもが快適で安全に背負えるように工夫がこらされています。
万が一故障したときも6年保証がついていれば安心です。
ランドセルは重くて高いので不要という声も上がっていますが、今一度ランドセルの魅力を見直してみてはいかがでしょうか。
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