「鞄の街」豊岡からお届け
ランドセル通信
ランドセルの疑問・質問
2020.11.23
本革のランドセルって実際どう? 選んだ人の声やメリット・デメリットをご紹介
ランドセルは子どもが6年間も使うものなので、できるだけ見た目がきれいで丈夫なものを選びたいですね。
そのために重視したいポイントとなるのが、素材です。
今回は本革のランドセルを実際に使った人の感想や、メリット・デメリットについてご紹介します。
目次
ランドセルの素材は大きく分けて3種類
ランドセルの素材は大きく分けると3種類あります。それぞれの特徴についてご紹介します。
使うほどに味わいが増す「牛革」
6年間の長期にわたって、子どもが毎日背負うランドセル。
子どもの頃から品質の良いものを大切に使ってほしいという願いを込めて、牛革のランドセルを選ぶ親御さんも多くいらっしゃいます。
ランドセルに使われている一般的な牛革は、「ステア」と呼ばれる生後3~6ヵ月に去勢された2歳以上の牡牛の革。厚手で耐久性に優れているという特徴があります。
最高級素材の「コードバン」
ランドセルに使われる素材のなかでも最高級のものが「コードバン」。
「革のダイヤモンド」と称されるコードバンは、馬のお尻の革の内側にある、わずか2mmほどのコードバン層という繊維質。
1頭からランドセルのかぶせ2枚分しか採取できません。
希少性が高いため高価な素材なのですが、滑らかで光沢があり美しいので、子どもの頃から本物を知ってほしいと願う親御さんに選ばれています。
お手入れが楽な定番素材「人工皮革」
現在ランドセルの主流素材となっているのが人工皮革です。
天然皮革の構造をモデルに作られた素材で、代表的なものがクラリーノです。
軽くてカラーバリエーションが豊富という特徴があるので、子どもの目に留まりやすいでしょう。
天然皮革に比べると価格が安く、手が届きやすいのも魅力です。
人工皮革には、クラリーノ以外にも「コードレ」「タフガード」「ベルバイオ」など、さまざまな種類があります。
牛革ランドセルを使った方の声
ランドセルをお店に見に行っても、新品のランドセルしか見ることができません。
使い心地や経年変化について、実際にお子さんが牛革ランドセルを使用しているパパやママの口コミをご紹介します。
- 「6年間使っても傷やへたりがなくてきれい」
- 「弟にはクラリーノを買いましたが、兄の牛革ランドセルのほうが傷に強く、手触りもいいのでおすすめ」
- 「耐久性がいい牛革を選んだけれど、荷物が多いと重くて背負うのが大変そう」
お子さんが牛革ランドセルを使っている方の感想を見てみると重さが気になる方もいるようですが、傷に強く頑丈という口コミが見られました。
重さに関しては人工皮革と比べて平均200グラム程度の差になります。
低学年でまだ体が小さな頃は気になるかもしれませんね。
牛革ランドセルのメリットは?
耐久性が高い
6年間使うランドセルは、丈夫さ、耐久性を重視して選びたいですね。
最近は人工皮革のランドセルも丈夫になってきましたが、強度に関してはやはり牛革の方が勝っています。
牛革は繊維が複雑に絡み合っているため強度が高いです。長期間使うものなので、耐久性の高さは魅力がありますね。
高級感がある
牛革ランドセルは、見た目に高級感があります。ベーシックなカラーが多いこともあり、品格が感じられて6年間飽きずに使い続けられるでしょう。
味わいが出てくる
牛革は使い込むことで味わいが出てくるのが特徴です。人工皮革の場合、劣化してくることはあっても見た目に味わいが増してくることはありません。
牛革なら風合いに品格があるため、そこが大きな魅力になります。
牛革は経年変化を感じながら使い込む楽しみがありますので、だんだん味わいが増してくるランドセルに愛着が湧くことでしょう。
牛革ランドセルの気になるデメリット
人工皮革より重い
牛革ランドセルと人工皮革を比べた時、一番ひっかかるのが重さの問題かもしれません。
体に負担がかからないよう、少しでも軽いものを買ってあげたいと思う親御さんも多いでしょう。
牛革ランドセルの平均重量は1,300~1,400グラム。クラリーノとの差は200グラム程度です。
体感重量が軽くなるよう工夫を施されたランドセルもありますので、重さが気になる方は実際にお子さんに背負わせてみて、どのくらいの違いがあるか確認するのがよいでしょう。
水に弱い
牛革は水に弱いという特徴がありますので、雨に濡れてしまった時はすぐに拭き取って自然乾燥をさせます。
急な雨でランドセルが濡れてしまうことがあるでしょうし、風が強いと傘をさしていてもランドセルを濡らしてしまうこともあります。
ただ、最近の牛革は防水加工されているものが多いので、雨に濡れてもさっと拭くだけでお手入れが簡単なものもあります。
水に弱いことを理由に牛革を断念しようか迷っている方は、防水加工されているものを選んではいかがでしょうか。
コードバンを使った方の声
コードバンのランドセルは3種類の中でも少数派。ひょっとしたら知り合いの中に使っている人が見つからないかもしれません。
お子さんがコードバンのランドセルを実際に使っているパパ・ママの感想をご紹介しましょう。
- 「艶があって他の子のランドセルよりも見た目がいい」
- 「傷がつきにくくて高学年になってもピカピカ」
- 「手触りの良さや滑らかさが続くところがお気に入り」
コードバンは見た目の美しさが魅力です。艶があって滑らかなランドセルは、子どもにとって大切にしたい自慢のランドセルとなるでしょう。
最高級素材なので価格は他の素材よりも高いですが、口コミでは「買ってよかった」という親御さんの想いがこめられた感想を沢山見かけます。
コードバンのメリットは?
艶やかな光沢
コーバンの最大の魅力と言えるのが上品な光沢感。
ほとんどのコードバンランドセルはベーシックなカラーで装飾も少なくシンプルですが、つややかな光沢感があるため存在感が違います。
品格がある
コードバンのランドセルは最高級素材というだけあって、見るからに品格が感じられます。
お子さんやお孫さんに最高のランドセルを買ってあげたい方は、品格があるコードバンにきっと満足できるでしょう。
耐久性が高い
コードバンランドセルの強度は牛革の3倍。丈夫な牛革よりもさらに耐久性が高く傷がつきにくいので、元気なお子さんに持たせても安心です。
コードバンランドセルのデメリット
牛革よりさらに重い
コードバンのランドセルは重さが1,450~1,500グラム程度あり、牛革よりさらに重いです。
クラリーノの中でも軽量のランドセルは1キロ程度なので、比べるとかなり重く感じるでしょう。
価格が高い
コードバンのランドセルは平均価格が8~10万円程度です。
ランドセルの平均価格は4万円台なので、コードバンのランドセルはかなり高いですね。
水に弱い
牛革と同様に、コードバンも水に弱いというデメリットがあります。
ただしコードバンも最近は防水加工されているものがありますので、雪が多い地域にお住いの方も安心でしょう。
革の風合いの変化、エイジングという魅力
使いながら風合いの変化を楽しめるのが本革の魅力です。
学年が上がるごとにランドセルの表情も変化して風合いを増していきますので、お子さんは自分のランドセルに愛着が持てるでしょう。
本革を大切に使うためにも雨に濡れたときなどお手入れが必要ですが、
一見面倒なお手入れもお子さんに物を大切に扱うことを自然に学ばせるきっかけになるはずです。
6年間お子さんの一番近くで寄り添って、一緒に成長してくれる本革ランドセルのエイジングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
本物に毎日親しめる大切なパートナー選び
入学前に購入したランドセルは、ほとんどの子どもが6年間買い替えずに使います。
子どもにとってランドセルは小学校生活の大切なパートナー。
どんどん成長する子どもと共に、本革も深みがある表情に変化していきます。
子どもの頃から本物に触れさせたいという方にとって、ランドセルの選択肢は牛革かコードバンの2択ということになるでしょう。
「重い」「水に弱い」という本革特有のデメリットは、体感重量が軽くなる工夫や防水加工によってクリアされてきています。
人工皮革に比べるとお値段は高めですが、6年間子どもが毎日使うものだからこそ、ぜひ上質な本革ランドセルを選ばれてはいかがでしょうか。
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