「鞄の街」豊岡からお届け
ランドセル通信
ランドセルの疑問・質問
2020.11.16
ランドセルの「デザイン」「機能」をどう選ぶ?ポイントと注意点とは
ランドセル選びの大切なポイントは何でしょうか?親は機能性が気になりますが、子どもはデザイン重視というように、親子で重視するポイントが違うことも。
今回は親子で納得のいくランドセル選びのポイントをご紹介します。
目次
ランドセルを選ぶポイントは?
ランドセルを選ぶ時に、重視すべきポイントはいくつかあります。
多くの方は機能や素材、耐久性、重量、価格などをポイントとして選ばれるでしょう。
型崩れしないことや、背負い心地を追及するための工夫についても、しっかりチェックしておきたいですよね。
一方、子どもたちは色やデザイン、飾りを重視することが多いです。
大好きなブランドのランドセルにこだわるお子さんもいらっしゃるでしょう。
6年間使うものなので、お子さんが気に入ったものを持たせてあげたいという方が多いでしょうが、
色・デザインだけを重視するのではなく、快適に使うための機能も充実したものを選びましょう。
デザイン重視でお子さんの満足度大!でも注意点も
デザイン重視のよいところ
最近のランドセルはとてもカラフルになりました。コンビカラーや刺繍の装飾などもあって、お子さんが一目見て気に入ってしまうこともあるでしょう。
デザインを重視してランドセルを選ぶと、お子さんの満足度が高まる、小学校入学が楽しみになる等のメリットがあります。
また、自分の気に入ったランドセルを買ってもらったのだから、大事に使おうという気持ちになるかもしれません。
デザイン重視の注意点
ランドセルを選ぶ時期というのは、お子さんはまだ年長さん。
ランドセルを使い終えるのは小学校6年生なので、年齢に大きな開きがあります。おしゃれの好みも変わってくることも考えられます。
年長さんのときに選んだ可愛いデザインのランドセルは、高学年になると恥ずかしく感じてしまう可能性もあります。
後悔しないように、飽きのこない色やデザインであることをポイントにして選ぶと間違いないでしょう。
押さえておきたいランドセルの重要機能はコレ!
1.実際の重量より背負った「軽さ」
お子さんがランドセルを試着してみると、とても大きく感じますよね。
小学生になるとランドセルの中には教科書やノート、文房具などを入れて登校するのですから、重みで肩が痛くなってしまわないか心配になる方も多いでしょう。
そのため、「軽さ」にこだわる方も多いですが、軽すぎるランドセルは、強度が弱いものもあるので要注意です。
機能性が高いランドセルは、お子さんがランドセルを背負ったときに肩への負担が軽減されるよう、
背カンや肩ベルト、背あてなどに工夫をこらしていますので、背負ってみると軽く感じます。
お子さんによって体系に個人差があるため、フィットするランドセルも違います。
ぜひ、いろいろなランドセルを試してみてください。
2.必要な大きさをチェック
ランドセル購入時にはサイズの確認が必要です。
ランドセルの横幅は、A4フラットファイル対応のものとA4クリアファイル対応のものがあります。
お子さんが通学する小学校ではA4フラットファイルを使用するか確認しておきましょう。
また、ランドセルは幅だけでなく奥行きのサイズも違います。
奥行きが広ければ、ランドセルの容量が大きくなりますので、荷物がたくさん入ります。
手に荷物を持つことを減らせるので、通学時の安全性が増すでしょう。
3.お子様を守る安全性
ランドセルが安全性に配慮されているかもチェックしておきましょう。
反射材が使われているランドセルなら、学童保育に通って帰りが遅くなるお子さんも安心。
この他にも負荷がかかると外れるサイドのフック(ナスカン)や、肩ベルトに防犯ブザー用フックが取り付けられているなど、お子さんの安全を守るさまざまな工夫がされています。
機能面重視にはデメリットも
機能面を重視すると、お子さんの希望するランドセルを選べない可能性があることです。
たとえば素材を重視するケース。
牛革やコードバンは人工皮革のクラリーノに比べると強度があり、天然皮革ならではの品格がありますので、
お子さんに買ってあげたいという方も多いのではないでしょうか。
しかし、天然皮革はクラリーノよりも重量が重くなってしまいます。
また、色やデザインもオーソドックスなものが中心となり、お子さんが気に入る色やデザインのものが見つからないこともあるでしょう。
男女で重視するポイントに違いも
男の子と女の子では、ランドセルを選ぶ時に重視するポイントも違うでしょう。
男の子の場合、色は昔から黒が圧倒的に多いものの、最近はステッチや縁どりが別色のコンビカラーになっているものも人気があります。
しかし、女の子向けのランドセルほど色やデザインのバリエーションは多くありません。
一般的に男の子は女の子よりもランドセルを丁寧に扱うことが少ないので、「丈夫」「傷に強い」「変形しにくい」といったポイントを重視した方がよいでしょう。
実際に使っている人の口コミを参考にするのもおすすめです。
女の子の場合は、年長さんくらいになると自分の好みがハッキリしてくる頃。
ランドセルの色やデザインについてもこだわりがあるお子さんが多いです。
しかし、先ほども述べましたが、ランドセルを使い続けるうちに色やデザインの好みが変わることもありますので、高学年になっても飽きのこないものを選ぶようにアドバイスしてあげるとよいでしょう。
デザインと機能のバランスがよいものを探そう
ランドセルは、デザインと機能のどちらかだけを重視して選ぶものではありません。
デザインだけ優れていても、お子さんが背負ったときに体に負担がかかるものだと、毎日の通学が大変です。
一方、機能性ばかりを重視しても、お子さんが気に入らないデザインだとランドセルに愛着がわかず、好きなものを買ってほしかったという不満が残ります。
デザインと機能のバランスがとれたランドセルを選ぶには、親御さんが選んだ機能性に優れた候補の中から、お子さんの好きな色やデザインを選んでみてはいかがでしょうか。
お子さんの好みを取り入れながら、機能的にも満足いくランドセルに決めることができますよ。