「鞄の街」豊岡からお届け
ランドセル通信
ランドセルの疑問・質問
2020.11.16
いよいよ入学!自宅での正しいランドセルの保管方法を徹底解説
悩んだ末にやっと購入に踏み切ったランドセル。うれしいあまり入学前に何度も背負ってみたり、記念写真を撮りに行ったりするお子さんも多いのではないでしょうか? でも、入学までにきちんと保管方法を知っておくこともとても大切なんですよ。
ランドセルが手元に!保管する前にここをチェック
あれこれ悩んで決めたランドセルをお子さんが手にした姿を見ると、うれしい気持ちになりますよね。6年という長い間、気持ちよく使うためにランドセルを開封した際には必ず次のことを確認しておきましょう。
- 色やデザインが希望していたものか
- 付属品があるか(レインカバー、サブバック、キーホルダー、ネームタグなど)
- 手引き書(サポートブック、しおりなど)があるか
- 傷や汚れがないか
- カギがきちんと閉まるか
商品の不具合はもちろん、保証書や付属品の有無などもきちんと最初にチェックしておくことが肝心です。特に保証書に関しては内容を必ずチェックし、ランドセルとは別の場所に大切に保管しておいて下さいね。中には兄弟割引になるクーポン券が付いている場合もあるので要チェックです!
ランドセルの保管場所の注意点とは?
入学まで自宅で保管することになるランドセル。購入時期はご家庭によって様々ですが、次のことに十分注意しておきましょう。
直射日光を避けて
直射日光に長時間当たるとランドセルの素材が変形したり、色落ちしたり、劣化する可能性があります。そのため、直射日光が当たる場所は必ず避けて保管して下さい。また、冬場はストーブのそばに置いておかないよう気を付けて下さいね。
多湿を避けて
ランドセルの保管スペースを確保しなくては・・・と真っ先に思いつくのはクローゼットや押入れの中ではないでしょうか? ランドセルの素材(特に革製)は湿気に弱いので注意が必要です。風通しの良い場所に保管しておくことを心がけましょう。
もし、どうしても押入れの中などに保管することになった場合は、晴れている日は襖を開けるなど換気を忘れないで下さい。もし、ランドセルを早い時期に購入し、梅雨の時期に保管することになった場合は、湿気対策を十分に行い、カビなどが生えないように注意することが重要です。
また、 内装に天然皮革を使用しているランドセルの場合は、急激な湿度の差によって革が浮いたようにふくらんで見えることがあります。湿度の少ない場所に移動させれば、少しずつふくらみが落ち着いてきます。ランドセルにとって、湿気が大敵であることが分かりますね。
箱から出す?ランドセルの正しい保管方法
ランドセルを開封して中身を確認した後に、箱に戻すか、出したままにしておくか悩みますよね。どちらにしてもメリットやデメリットがあります。スペース上の問題などもあるため、ご家庭によってどちらが良いか、正しい保管方法を確認した上で選択して下さいね。
箱の有無に関係なく気をつけたいこと
ランドセルは縦置きの状態で保管しておくのがベスト。もし、横置きにせざるを得ない場合は、背中が下、かぶせ(フタ)が上にくるように保管して下さい。そうすることで、型くずれしにくく、より良い状態をキープすることができます。
箱から出して保管する場合
湿気がこもらないメリットがあるものの、箱から出しておくとホコリが付いたり、兄弟や友達、ペットなどが触って傷を付けてしまう恐れもあります。子どもの手が届かない所に置くことや、こまめにホコリを拭き取るなどを心がけて下さい。また、不織布などの袋に入れておくのもオススメです。
箱に入れて保管する場合
傷やホコリが付かないメリットがありますが、湿気がこもりやすくなるため、湿気対策を十分に行う必要があります。
ランドセルを開封した時は肩ベルトが外れた状態になっていて、試しに背負う時は肩ベルトを通す必要があります。ただし、そのままの状態では箱に戻すことができません。箱への正しい片付け方法は次の通りです。
- 肩ベルトを外す
- 革部分への部品跡がつくのを防ぐために、ボール紙(厚紙)やビニールなどの梱包材はそのままにしておく(付け直す)
- ランドセルのカギ側にある短い方の肩ベルトを裏返し、長い方の肩ベルトをフタの方へ回し、短い方と長い方の肩ベルトを留める
- 静かに箱に収納する
入学までにランドセルに不具合が生じてしまった!
お気に入りのランドセルを一日でも早く手元に置いておきたい気持ちは分かります。ただ、あまり早い時期から自宅で保管することはデメリットがたくさんあります。例えば、ランドセルにカビが生えてしまったり、兄弟などに落書きされてしまったり・・・。
もし、ランドセルに不具合が生じたら、保証書に記載されている電話番号へすぐに連絡して下さい。程度によっては自宅で対応できる場合もあります。ただし修理や交換などが必要な場合、入学式に近いと対応する時間がない可能性もあるため早めに行動することがポイント。
もし、ランドセルを保管する環境などが心配な場合、オーダーして納品日を選べるのなら3月頃がおすすめです。ただし、到着したらすぐに開封し、不具合がないか早めにチェックして下さいね。
まとめ
ランドセルは丈夫そうに見えますが、保管する環境によってはダメージを受けかねないデリケートなもの。6年間大切に使うものですから、入学前までは自宅での保管方法には十分気を付けて下さいね。
晴れて小学校へ入学する際には、ピカピカのランドセルを背負い気持ちのよいスタートを迎えられますように・・・。