羽倉のランドセル

理想のランドセルをこどもたちに!「羽倉ランドセル」誕生ストーリー

 

鋲のないフラップが美しい羽倉ランドセル。品質に定評のある「豊岡かばん」に認定されています。ランドセルとして、初めて認定されたのが、羽倉です。

今回は羽倉ランドセルが誕生したいきさつを紹介します。



日本一の鞄のまちから職人の理想をお届けしたい


羽倉が工房を構える兵庫県豊岡市は、OEMも含めて日本で最も多く鞄を生産する<日本一の鞄のまち>。

奈良時代の柳でカゴを編んだ杞柳(きりゅう)細工に始まり、ものづくりの伝統技術を千年も受け継いできた、職人の集まるまちです。

豊岡の自然


円山川が育む豊かな自然は、豊岡のものづくりの土台


昭和38年(1963年)に豊岡で創業した羽倉は、すべての鞄づくりを全工程、自社で手がけられる技術力を培ってきました。日本ではかなり珍しい、ゴルフバッグをオーダーに応えて制作できる技術も持ち、高い評価を受けてきました。

羽倉は<国産>にこだわり、職人の確かな目で素材を選び抜き、熟練の技と革への愛情をたっぷり込めて、本物の鞄づくりに打ち込んでいます。

羽倉の職人によるランドセルづくりの様子


社長の羽倉嘉徳


1990年代のバブル崩壊後、ものづくりを担ってきた日本企業の多くがそうだったように、豊岡の会社も打撃を受けてしまいます。たくさんのメーカーが姿を消すなか、オリジナルの技術や伝統の技術をもつ職人がいる会社は、小さくとも再建に成功し、こだわりのものづくりを続けてきました。

羽倉も、時代の荒波にもまれながら妥協のないデザインを追求し、豊岡職人の伝統を次世代に伝えるものづくりを目指してきました。

そんな取り組みのなか自然と生まれたのが、豊岡の鞄職人である私たちの手で、私たちが理想とするランドセルをつくりたいという想いだったのです。


未来を担うこどもたちに本物のランドセルと触れあってほしい


一列に並んだ羽倉ランドセル

豊岡の美しい自然のなかで生まれたランドセル


豊岡ならではの上質な鞄づくり、革の良さを届けるものづくりに取り組んできた羽倉。社長の羽倉嘉徳は、豊岡で次世代を担う職人の育成に携わるなか、「未来を担うこどもたちに、早いうちから本物の鞄に触れてほしい」との想いを抱きます。

折しも近年、海外にも人気アニメを通じて、ランドセルが日本の文化として知られるようになりました。

ランドセルに上質な素材と優れたデザインを求める保護者の方も増え、地域ブランド『豊岡鞄』ファンの方から「豊岡でつくられたおすすめのランドセルを探しています」というお問い合わせをいただくことも。

「それなら、自分たちの手でランドセルをつくってみよう」

そう考えた羽倉の職人が、水面下でランドセルの自主研究をスタートしました。


羽倉とアーツを繋いだ「オリジナル」「国産」「上質」なものづくり


羽倉ランドセルの江坂ショールーム


2018年、アーツ本社ビルの1Fにオープンした江坂ショールーム


そんなときに羽倉が出会ったのが、現在「総代理店」として羽倉を全面サポートしている株式会社アーツ。

もともとは小さなプリントショップでしたが、国産のものづくりにこだわり、WEBを通じてさまざまなオリジナル商品とお客さま目線のサービスを提供している大阪の会社です。

近年では「おたより本舗」ブランドで、年賀状名入れ印刷インターネット通販のうち5年連続の全国1位を獲得。こだわりのデザインとオリジナル性、親しみやすいサイトづくりとコストパフォーマンスで事業を拡大し続けています。


実は、アーツ代表の黒木伸治は大のゴルフ好き。「日本でオリジナルのゴルフバッグをつくりたい」と羽倉に声をかけたのが、羽倉とアーツの出会いでした。

黒木は豊岡の工房に足を運び、「こんなバッグをつくりたい」「羽倉ではどんなことができるのか」と話をするうちに、羽倉がこだわり続ける革選び、国産のものづくりに深く共感しました。

鞄と年賀状を同じ会社がプロデュースしている、とお話しするとビックリされるお客さまもいらっしゃるのですが、どちらも同じ「ものづくり」。国産、上質、オリジナルのデザインを手に入りやすい価格で、便利なWEBを通じて提供すること。アーツの企業姿勢と羽倉の鞄づくりが共鳴しあって、羽倉はアーツグループに加わることを決めました。


ランドセルの美しさを最大に引き出す革とデザインを追求


ショールームに並んだ羽倉ランドセル

こうして始まったのが、こどもたちに本物の革の魅力を知ってもらうための、豊岡発のランドセルづくり。

職人が<本当に良い>と考えるランドセルを実現させるため、ランドセル業界では当たり前とされてきた工法を見直し、常識を打ち破る素材の加工方法、色づくりを採用しました。

それができたのも、羽倉が長年にわたって革と向き合い、素材の個性を活かす上質なかばんづくりを行なってきたからこそです。

アーツも「支持されるデザイン」を長年扱ってきた経験を活かし、羽倉の職人が理想のランドセルを生み出せるよう、サポートを続けました。

「ランドセルの美しさを最大限に引き出せるのは、どんな素材とデザインだろう?」

「こどもたちが毎日安心して使えて、相棒のように仲良くなれるランドセルにするには?」

悩み抜いた末、羽倉の職人が導き出した答えは<シンプルさを追求し、革の風合いを際立たせるランドセル>。

こどもたちへの想い、革への愛情、日本のものづくりを継承し本物を残したいという志。それらをたっぷりと詰め込んで、試行錯誤と改良を重ねた末に「羽倉ランドセル」が誕生しました。

もちろん、こだわり抜いたものづくりは、一筋縄ではいきません。日々研究を重ね、試行錯誤しながら、毎年進化し続けているのが羽倉ランドセルです。その特徴である「鋲無しフラップ」の開発ストーリーをお読みいただければ、羽倉のものづくりの姿勢がお分かりいただけるでしょう。

妥協せず、本当にいいものを届けるために、職人たちは今日も豊岡で研究を重ねています。


最新モデルにも、豊岡職人が考える「美しさ」と「使いやすさ」を詰め込みました


カラフルな羽倉ランドセル

羽倉ランドセルは、さまざまなモデルを用意しています。

お客さまご自身で2色の組み合わせ(バイカラー)を選べるオーダーランドセルなど、個性を発揮できるモデルのほか、軽量の人工皮革モデルも用意しています。

これからランドセルの購入を検討されている方は、ぜひカタログをご請求いただき、ショールームや展示会でじかに職人のこだわりに触れてみてください。

ひとりでも多くのお子さまが、本物の革に毎日親しみながら、小学校での6年間の成長を豊岡発のランドセルに刻んでいってくれることを願っています。