羽倉のランドセルづくり【2.ベタ漉き/オオマチの貼り合わせ】

【1枚の革からランドセルが完成するまで】の製作工程の様子を5つの動画でお届けします。


この動画では、革をスライスする「ベタ漉き」と、ランドセル側面「オオマチ」づくりの工程をお届けします。

熟練の職人によるランドセルづくり、ぜひじっくりとご覧くださいね。



◆2.ベタ漉き/オオマチの貼り合わせ


 


ベタ漉き


 

「バンドマシーン」という機械を使い、革の厚さを 均等にスライスしていきます。

革を薄くスライスすることで、加工しやすく・重さも均等になります 。

同じパーツでも革を取る位置で硬さが違うため、 硬さに合わせて設定を変えながらスライスしています 。

 


オオマチの貼り合わせ


 

※「オオマチ」とはランドセルの側面の部分のことです 。

まずはのり機に各パーツを通していきます 。手作業でなく、機械を使うことでより均等に糊付けができます 。

つぎに、軸とT字の芯材を糊付けされたタフテルに貼ります 。

※タフテルとは…(株)クラレが開発した軽量の仕切り素材で 、主に骨組み(補強)素材として使用されています 。

そのあと、表面に人工皮革(コードレ)を貼り合わせていきます 。

全長860㎜あり、ずれないよう慎重かつ丁寧に貼り合わせします 。

最後に仕上げで「プレスマシーン」を使って圧着します。