「鞄の街」豊岡からお届け
ランドセル通信
ランドセルの疑問・質問
2020.11.13
ランドセル用チェストベルトは肩ベルトのずれ防止に効果あり? 口コミは?
ランドセルの肩ベルトを胸の前で固定させる、チェストベルトが販売されています。
「周りで使っている人を見たことがない」という声もあれば、「とても便利でおすすめ!」という声も。
どんな場面で役立つのか、どんな人におすすめなのか、口コミとともに紹介します。
ランドセル用チェストベルトは肩ベルトのずれ落ち防止に最適
ランドセル用チェストベルトは、肩ベルトを胸の前で留めるための補助具です。
登山用リュックなどに付いているチェストベルトと同様の役目を果たします。
ランドセル用チェストベルトを使用すると肩ベルトの位置が固定でき、肩ベルトがずれることがありません。
また、ランドセルがしっかり固定し体にフィットするので荷物を軽く感じ、体への負担を減らすことができます。
ランドセル用チェストベルト使用者の口コミは?
「身近にランドセル用チェストベルトを使っている人があまりいない」という声も多く、使用感を聞く機会は少ないかもしれません。
口コミを集めてみたので参考にしてください。
使っている子をあまり見かけない
『子どもが入学する前に便利そうだな、と思ったのですが、近所で登校する子どもたちを見ても1人も使っていませんでした。
もしかして学校で使用禁止などの暗黙のルールがあるの?と購入を迷っています。』
実はこのような口コミはとても多いです。
ランドセル用チェストベルトは便利なのですが、使用者が少なく使っていいのか分からない、子どもが嫌がりそうと感じている保護者もたくさんいます。
学校で使用を禁止という口コミは見かけませんが、引っかかる事故などを防止するためランドセルを背負っている間はしっかりと留めておくことをおすすめします。
体が小さい低学年では特に助かる
『入学時は体よりランドセルの方が大きかったので、肩ベルトが体に合わず背負いにくそうでした。
チェストベルトを使ったことで肩ベルトのずれ防止になり、背負いやすくなったようです』
低学年では体が小さいため、ランドセルの肩ベルトがズリ落ちてしまうことがあります。
しかし、チェストベルトがあれはずれ防止になるので安心です。なで肩の子にもおすすめします。
走り回る元気な子におすすめ
『友達と飛んだり跳ねたりしながら帰ってくる我が子。そうするとどうしても肩ベルトが外れて、ランドセルを壁にぶつけたり、落としてしまったりしました。
でもチェストベルトがあれば、ランドセルを落としてしまうことがないので、傷が付かなくなりました。』
走り回るとランドセルの重さに遠心力が働くため、肩ベルトは外れやすくなります。
チェストベルトがあれば、ランドセルが落ちるのを防げ、傷が付いたり、周囲の子にランドセルが当たってしまうトラブルを防げます。
ランドセルとセットで買ったけど使わなかった
『あると便利という口コミを見てランドセルと合わせて購入しました。
しかし、子どもは面倒くさいと使ってくれませんでした。
肩ベルトだけでもランドセルが体にフィットするので不要のようです。』
ランドセルとセットで販売されていたり、ランドセルと一緒に購入したりしている人も多くいますが、中にはベルトを使ってくれない子もいます。
肩ベルトだけでもランドセルと体がしっかりフィットする子は、それほど必要性を感じないのでしょう。
腰痛対策になる
『ランドセルが重くて、腰痛になってしまいました。
少しでも体への負担を軽くするためにと勧められたのがランドセル用チェストベルトです。本人は荷物が軽く感じると言っています』
近年増えているランドセル腰痛。その対策としてチェストベルトは有効です。
ランドセルと体をフィットさせると体への負担は減りますし、荷物の重さで腰が反ったり前かがみになったりしにくくなります。
スナップボタンで遊んで紛失してしまう子もいる
『ある日、ランドセル用チェストベルトがなくなっていました。
子どもに聞くとスナップボタンで遊んでいるうちに無くしてしまったそうです。』
子どもはどうしても手元にあるもので遊んでしまいます。
スナップボタンでは簡単に外すことができるので、縫い付けるなどの工夫をした方が良い場合もあります。
こんな時に便利!ランドセル用チェストベルトがおすすめな子
体が小さい低学年
ランドセルは身長110cmくらいの小学1年生から170cm近い小学6年生まで使います。
入学時にはランドセルが大きすぎることもあるでしょう。
ランドセルが体格に合っていないと肩ベルトがズレ落ちやすくなり、歩きにくかったり荷物が実際より重く感じたりしてしまいます。
チェストベルトを使ったことで歩きやすくなり、歩く速度が早くなったという声もあるので、学校まで距離のある低学年には特におすすめです。
なで肩や肩幅が狭い子
体が大きくなっても、なで肩や肩幅が狭い子だとランドセルのベルトがズレやすいです。
子ども本人や家族は「仕方ない」と諦めている場合もあります。
しかし、チェストベルトを使って肩ベルトのズレがなくなると、ストレスから解放されたと感じる場合が多いので、ぜひ使ってみて欲しいです。
ランドセルは6年間、毎日使うものなので、なるべくストレスを感じずに通学できる方法を考えてあげるようにしましょう。
荷物が重い高学年や通学距離の長い子
教科書の大型化などが原因で、小学生が持ち運ぶ荷物が以前と比べて重たくなったということはよく知られています。
それに伴って、腰痛になる小学生が増えてきました。
学校も置き勉を推奨するなど対策をしていますが、家庭でもできる限り子どもの体への負担を減らす対策をすることをおすすめします。
ランドセル腰痛に効果的な対策として、ランドセル用チェストベルトの使用が挙げられます。
特に、荷物が重くなる高学年や通学距離の長い子には、腰痛でなくても使用して事前に予防するようにしましょう。
まとめ
ランドセル用チェストベルトは肩ベルトのずれ防止に役立つ商品です。
体格の小さい低学年や、なで肩の子は、肩ベルトがズレて歩きにくいと感じているはずです。
少しでも歩きやすくしてストレスなく通学できるように工夫していきましょう。
また、ランドセル腰痛の子どもも増えています。
荷物が重いとまっすぐに立てずに前かがみになったり、腰が反ったりしてしまうので、チェストベルトを使って体への負担を減らしてみてください。
歩くときの姿勢が良くなると、腰痛が軽くなる場合も多いですよ。